| 私どもは開廊させて頂いて、今年で35年目を迎える事が出来ました。 当時はオイルショック後で、美術界の環境は、厳しいものでした。 それでも「文化の花を咲かせて見せる」と、頑張ってきたつもりです。 それから、バブルの到来で不思議なくらい絵が売れて、価格も高騰しました。 ジャパンマネーが世界を制覇した錯覚の中で、みんなが自分自身を見失っていました。 やがてバブル崩壊で、長い不況に入って、文化メッセを叫んだ企業でさえも、 「絵を買うのは罪悪だ」とさえ言う現状です。 日本人は自然の四季の美しさ中で、美を創造して愛してきました。 美術品の価格が下がると、芸術の価値までが下がったように錯覚しています。 しかし価格は下がっても絵の芸術性、作家の残した業績まで下がったわけではありません。 まして、作品に残した人間愛も忘れられてはいません。 新しいメディア、公開オークションの発達、インターネットの普及で、 今までのように、デパート主導での高い値段では作品は売れなくなってます。 デパートの高い手数料、出張費、宣伝等の費用で、 驚嘆するほど店頭での価格は高くてなっていたからです。 私どもでは、出来るだけの販売経費、人件費の削除、能率的な販売で、 業者間の価格で作品を、美術ファンの皆様に、コレククションして、 頂けるように努力しています。 有名画家の複製版画が何十万から何百万もしています。 それに比べて、それほど知られていない作家の本画の名品が、 こんな価格で、買えるのかと思う作品が、多いのです。 後から振り返って見たときに、あの時だから買えたんだ。 そう思うのは世の常ですが、必ず本物は残る事は、歴史が証明しています。 本物だからこそ、作品を目の前にした時に感動があって、作家の情熱も息吹も感じられます。 芸術性の高い作品には、人間愛と、その作家の人柄と優しさ、生き方が出ています。 私は、いつまでも残る良い絵をご紹介させて頂くことに、喜びと誇りを持っています。 美と心の、ふれあいのある豊かな生活を送って頂きたいと思っています 自分の生き方を変える作品、勇気と、やさしさ、いやしてくれる作品に、 巡りあって頂きたいと、心より願っています。宜しく、お願い致します。 ギャラリー仁井谷 仁井谷 満 |